四条烏丸 ふじ屋 ワインとハイボールのお店

四条烏丸で週に2回、家へ帰る前に寄るお店がコンセプトのごはんバーオーナーの日々を綴っています。

今回は 長いです(笑)

ワインとハイボールふじ屋は
『週に2回、家へ帰る前に寄るお店』をコンセプトに
元バーの雰囲気を活かしたごはんバーです。
常時ワイン約30種類以上、ハイボール(ウイスキー約100種)以上をご用意し、
お料理はつまめるあてが中心になりますが
日々変化のある季節のお料理を提供しております。
新町高辻界隈で数少ない深夜帯も営業しております。


3月の店休日は
3月 1日㈰
   7日㈯
   8日㈰
  15日㈰
  22日㈰
  29日㈰

となっております。


当分はどんぶりの紹介が続くのではないでしょうか👀
ストックがすでに14商品に増えました⤴
【鶏唐と半熟卵のどんぶり】
人気の鶏唐と半熟卵🐥🥚
おいしくないわけがない組み合わせです🍚
玉ねぎのソースで鶏唐とご飯をつないでおります∞


コロナの影響なのか自店の自力かはわかりませんが
お客さんは当分来ないでしょうからちょっと長めに
ブログでも書いてみようかな(笑)


独立をきめた理由について
まだ一年もたってないので偉そうですが
また今のところの気持ちもふまえてです。


もともと独立して自分のお店を持つことを目標にしていました。
でもこんなお店がしたい💪こうなりたいみたいな気持ちは1%もなかったのでは
ないかと思っています。
二十歳ぐらいでそんな明確にビジョンがあるかたは今でも尊敬します。
ただただ自分のお店持ってるってすごいな、飲食店で働くなら行きつく先って
そんな感じなのかなというイメージだけのものでした。


きっかけはたくさんあります


ある店舗で働いているときに
仕事の関係でつながりのある方と僕が働いていた会社の社長たちが数名で
来店していただきました。
そこに僕の上司たちが挨拶と名刺交換をしていたんです。
『〇〇〇会社の〇〇(名前)です』
普通の光景だったんですが
その未来が僕には見えなかったんですよね(笑)
その時僕はそういう自分の姿を望んでいないんだなと気づきました。
挨拶をして名刺交換をしてもお互いに誰のことをみているんだろうと
その人なのかな?会社なのかな?役職なのかな?
その会社を辞めたらその人とお付き合いとか自分の価値とかあるのかなと
時系列は順不同ですがきっかけ①ですね(笑)


同じ会社で働いていたある店長さんがスタッフミーティングで言っていました
『ありがとうという言葉は言った分だけ自分に返ってくるものだ。
 そして、毎日こんなにたくさんお客さんが来てくれてありがとうとたくさん言える
 このお店で働いていることは幸せなことである』
その時は素直にそうだなと感じました。
僕は忙しい店舗で働く前に同じ会社の系列店ですがとても暇なお店で働いていました。
最初はやることがない、つらいと思っていました。
同時に
同じ1時間でも僕が出会える人数は忙しいお店の10分の1ほどなのかと、
つまり忙しいお店で働いている人は僕の10倍の人に出会い、
僕の10倍自分の存在をお客さんに認知してもらっているのか。
うらやましいなと
そういう意味でありがとうとたくさん言えるお店には価値があると感じました。
その少しあとです
でも『ありがとう』という言葉って当たり前のように使いすぎてその言葉の意味が
わからなくなっていたんですね。(今思うとややこしい人です)
お客さんが帰るとき一連の動作に組み込まれているんです。
スタッフがなにかしてくれてもありがとうっていうんです。
顔も見ずにありがとうって言えるんです。


何も考えてなくても、そう思ってなくても、その言葉って出てくるんです。
お店に来てくれてありがとう。手伝ってくれてありがとう。
という言葉の本当の意味は自分でお店をやらないと
わからないものなのではないかと
きっかけ②ですね(笑)


飲食店は長時間労働ですし休みも基本的には少ないです。
週末は忙しいので基本的に週末は働いています。
自分に関係する冠婚葬祭に出れない会社は辞めてもいい会社だと20代のころは
思っていました。
でも人には欲というものがあるんです
自分の時間は作れます。
休みもちゃんとありますし、何かしたければ別に寝る時間を1時間少なくすれば
ひと月30時間は自分の時間ができます。
でも人と何かする時間はその時間ではできないことが多くなってくるんです。
自分でやれば自分の時間は自分で作れるのではないか?
そう思うようになりました。
自分の休みは自分がそれ以外の日がんばればいいのではと
そうだ、自分の休みは自分で作れる環境を作ろうと(笑)
今では
一般的な会社の方より休みの回数は少ないですが
有意義な休日を過ごしています。
奥さんの健診だからその日は休む!その日はプロポーズするから休む!
その日は結婚式にでるから休む!
会社では自分が休む環境を作るという作業が苦手だった僕には
ちょうど良かったです( ´艸`)
きっかけ③ですね(笑)


次は存在意義ですね
結婚式の2次会を携わるようなお店で働いていた時のことです。
毎週のように2次会の新郎新婦さんとゲストさんたちがたくさん来店されます。
たまに思う時があるんです。
このゲストさんたちのどれぐらいが本当にお祝いに来ているんだろうかと
もちろんみなさんお祝いのために出席されているんですど
久しぶりに会うお友達と話すとか、
異性を目的にされているような方とか、
お披露目の会と思えばそうなんですが…
そして二次会ができるということは宴会も多いお店だったんです。
でもお客さんが100人であっても僕はそこにいなくてもいい人なんですよね
サービスするスタッフは僕でも、僕じゃなくてもよかったんですよね。
(この辺りは今思うと僕の力不足ですし僕自身が関りをもとうと努力できていたわけではありません。環境は関係なくやり方はいっぱいあったかなと思います。)
出会う人とはもっと距離をつめたいなと、
承認欲求がつよかったんでしょう(笑)
一度そう思い出してしまうとずっと引っかかる性格なのもので
ちっさいお店をやりたいなと思うようになりました。
(小さいお店はお客さんがすくないからありがとうと言える回数や出会える人の数は少ないんですけどね(笑)支離滅裂です(笑))
きっかけ④です


これ以外もあったと思いますが大きなものはこの4つ。
でもこれだけあれば独立するには十分な動機かなとおもいます(笑)。
想いはもっとありますが
あとは後付けですね。
環境がかわれば見えるものも想いも変わりますから
朝令暮改なきまぐれで今日もがんばります。


案の定
まだ来店がないふじ屋店主でした。


ワインとハイボール ふじ屋
店主 佐藤雄大